なんの経験もない新米にプロと互角に戦う力はありません。では、どうするかといえば、水準を知ることが必要になってきます。ベテランとおなじものを作るには、自分になにが足りないかを考えることです。新米であればあるほど、足りないものばかりでしょう。けれどもプロの水準−彼らがいる場所がわかっていれば、そこへ近づくことはできます。技術があるかどうかより、到達すべき水準を知っているかどうかが重要です。ひどい音痴でも、自分がどのくらい下手なのかを理解していれば、練習によって必ず歌はうまくなります。けれども自分の下手さ加減がわからない音痴は、目的地を知らずに歩いているようなもので、上達のしようがありません。始末に負えないのは、自分が下手なのに気づいていない音痴です。自分は歌がうまいと思いこんでいて、カラオケのときは周囲を苦しめます。(※ http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/)仕事もおなじで、自分になにが足りないかを知れば、それを補うことで目標に近づけます。はじめは足りないものだらけでかまいません。自分がなにもできないなら、なにもできないと知ることです。そのうえで、足りないものをひとつひとつ埋めていけばいいのです。もちろん時間はかかります。プロなら五分で到達する地点に、一時間かかるかもしれないし、一日かかるかもしれません。一週間かかっても、まだできないかもしれません。けれども、いかに遠い道のりであろうと歩みを止めなければ、いつかは目的地にたどり着きます。