高槻がアリなら茨木もアリだろうという単純な発想で行き当たったのがこの「ホテル日航茨木大阪」。ここは歴としたシティホテル。であるのに、カジュアルな雰囲気がいい。例によってアクセスを検証すると、この茨木にも阪急京都線の駅があるのだが、そこからはかなり遠い。よって最寄りはJR茨木駅。京都駅から快速電車利用で二十五分ほど。高槻に比べると若干不利なアクセスになり、加えて駅からは歩くと結構な距離がある。荷物を持ってとなるとつらいが、かといってタクシーを頼むには気が引ける、そんな微妙な距離。
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八階建ての六階に案内された。シングルルームは二一平米。広々とした部屋は、さすがにシティホテル。ベッド幅も一四〇センチあり、デュペスタイルが雰囲気を出している。だが液晶ではなくブラウン管テレビ。これがあると時代がうんと遡ってしまう。液晶テレビは、宿のイメージを変えるのに大いに役立った。奥行きが深く、巨大な箱状のブラウン管テレビは、宿の情趣を削いだ。どんな高級旅館であったとしても、客室写真を撮影するときは必ずテレビを外した。だが液晶テレビができてからは、テレビまでもが景色になってしまう。床の間のすぐ横にあっても違和感がないのだ。DVDをセットし静止画像にすれば、テレビも調度のひとつと化してしまう。掛け軸とまでは言わないが、額縁くらいの役割を果たしているのが今の液晶テレビである。